遺伝子の特徴を強くするということ 

 

 

 

今回は「遺伝子の特徴を強くする」ということです。

 

 

 

当庵が長い間累代して系統維持している

 

頭光青幹之を例に書かせていただきます。

 

 

 

 

頭だけが光る幹之をつくるのが目的で

 

青幹之から稀に産まれてくる

 

頭から光が出てくる個体を選別して

 

累代のみで固定したメダカです。

 

 

この品種は年に1世代〜2世代で進めていて、

 

現在はF10〜F11でほぼ固定できています。

 

頭からの光は累代することで

 

確実に出現率が上がっていきましたが

 

背中からの光を出なくすることに

 

とても苦労しました。

 

 

 

 

F5〜F6くらいの時に

 

背中からの光を消すために低水温で管理して

 

頭のみ光っている個体で累代を進めましたが

 

背中の光を消すことはできませんでした。

 

 

そしてF7〜F8くらいの時に

 

あえて高水温で管理して

 

その中でも背中からの光が出ず

 

頭のみが光る個体で累代を進めたところ

 

背中から光がのる個体は

 

ほぼ出てこなくなりした。

 

 

そして現在では高水温での管理で

 

頭のみが光るほぼ固定できた

 

頭光青幹之を維持しています。

 

 

 

 

この例のポイントをまとめると、

 

 

背中からの光が出ないという特徴がねらい。

 

    ↓

 

低水温で背中からの光が出にくい

環境の中から産まれた背中からの光が

出ていない個体での累代では

結果が出なかった。

 

    ↓

 

高水温で背中からの光が出やすい

環境の中から産まれた背中からの光が

出ていない個体での累代で

結果が出た。

 

 

 

 

 

当庵はこの経験から

 

 

「その遺伝子の特徴が出にくい環境で

 

 管理された中でも

 

 その特徴が出ているという個体は

 

 その特徴を出すための

 

 より強い遺伝子を持っている。」

 

 

という考えてみれば当たり前の

 

気付きを得ることができました。

 

 

 

 

 

 

静楽庵 ヒロハル

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