バックアップ遺伝子

 

 

 

「バックアップ遺伝子」とは

 

特定遺伝子を下から支えて

 

バックアップまたはサポートする遺伝子です。

 

 

 

黒ラメ幹之の作出経緯を例に

 

書いていきたいと思います。

 

 

 

 

黒ラメ幹之は

 

特定遺伝子

【黒(地色・体色)、ラメ】

 

 

 

 

黒幹之と

 

特定遺伝子

【黒(地色・体色)、体外光】

 

 

 

 

白ラメ幹之

 

特定遺伝子

【白(地色・体色)、ラメ】

 

との交配でつくられました。

 

 

 

 

 

 

 

F1から黒体色でラメを持った個体がでましたが、

 

ラメの量は極端に少なくなっていました。

 

 

 

 

交配に使った白ラメ幹之は

 

背中にもラメがびっしり入り

 

ほぼ固定もできていましたが、

 

ラメの量は極端に減ってしまいました。

 

 

もしメダカの表現が特定遺伝子だけで


決まっているのだとしたら

 

F1から背中にラメがびっしり入った

 

個体が出てくるはずです。

 

 

そうならないのは何故か?と考えていく中で

 

特定遺伝子を支える「バックアップ遺伝子」

 

というものがあるのではないか?

 

と考えるようになりました。

 

 

 

 

黒幹之と白ラメ幹之との交配で

 

黒体色はF2~3でほぼ固定できました。

 

 

 

 

 

 

F6〜7でようやく背中にラメがびっしり

 

入る個体が出てきました。

 

F8〜9で背中にラメがびっしり入る個体が

 

ある程度固定できました。

 

 

 

 

厳しい選別をしながら累代を重ねて

 

固定していく作業ですが、

 

これは「バックアップ遺伝子」を集める作業

 

とも言えると考えています。

 

 

ここでは黒体色とラメの特定遺伝子を

 

バックアップする遺伝子を集めましたが、

 

1世代で集まるバックアップ遺伝子は

 

多くはないとも考えるようになりました。

 

 

なのでこの頃から当庵は

 

できる限りスピーディーに累代・交配を

 

進めることを強く意識するようになりました。

 

 

厳しい選別をしながら累代を重ねることで

 

特定遺伝子をバックアップする遺伝子を

 

充実させるということです。

 

 

「バックアップ遺伝子」が整うことで初めて

 

特定遺伝子の特徴が綺麗に表現されるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

静楽庵 ヒロハル

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